エリザベス二世の死去で自粛ムードが漂う英国だが、「やり過ぎ」を指摘されるケースもある。
ロンドン郊外のヒースロー空港は、国葬が行われる19日、葬儀終了後の2分間の黙とうと葬列の間、旅客機が空港上空を飛行しないよう離発着スケジュールを調整すると発表した。
このため、全便の15%に影響が及び、一部の便が欠航することになる。
また、国葬当日は祝日となったため、フードバンクやチャリティーショップの中には営業しないことを表明しているところもあり、「女王の精神に反する」と批判されている。
英国自転車協会も、女王の国葬が行われている間は自転車に乗らないよう強く呼びかけたが、「女王への敬意を示すために、自転車ではなく自動車を使って空気を汚せというのか」などの批判を受け、呼びかけを取り下げた。