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群馬県に位置する日本百名山の1つ赤城山!

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赤城山は東海林(しょうじ)太郎も歌った名曲[名月赤城山]の中で『男ごころに男が惚れて意気が解け合う赤城山』という部分で登場します。
赤城山は群馬県に位置していて日本百名山の1つとなっており、榛名山や妙義山とともに上毛三山に数えられているのです。
赤城山は30万年前の火山活動によってできた二重式火山になり、駒ケ岳や小地蔵岳それに鍋割山など多くの外輪山で形成されています。
何度も火山活動を繰り返していく中で火口に水が溜まって大沼(おの)、小沼(この)そして湿原の覚満渕が形成されていったのです。
ここ最近は噴火がなくて記録でもっとも新しいものは1251年とされているものの、実際のところはよくわかりません。
そんな赤城山は観光地化されていて大沼では冬になるとワカサギ釣りやスケート、それ以外の季節には小沼などの周辺を散策する人たちで賑わっているのです。
また赤城山は古くから信仰の対象となっており、平安時代初期に成立した赤城神社は100社以上の末社(まっしゃ)を従えています。
そんな赤城神社にまつわるものと言えば櫃石(ひついし)と呼ばれる巨大な石でこれは赤城山荒山の中腹の小峰頂上にあるのです。
赤城山には[日光山縁起(にっこうざんえんぎ)]と呼ばれる昔話があり、かつて赤城山の神と男体山(なんたいさん)の神がムカデと大蛇になって戦いました。
戦いに敗れたムカデは赤城山に逃げ帰ることができたものの、傷ついた体だったために山が血で赤く染まってしまったのです。
そんなことから[赤き山]が転じて[赤城山]となった一方、あくまでも日光側に伝えられているものになります。
赤城山にはこのほかにも日光白根山や榛名山など、多くの山々との神争いの伝説が残っているのです。
これらはそれぞれの山を仰ぎ見ることができる地域同士で信仰圏争いが勃発したために発生したものと考えられています。
最後に赤城山周辺の夏の気温に関しては25℃にも満たなくて過ごしやすいものの、1月から2月は―12℃前後まで下がるのです。
侍エンジニア 学生