和菓子の定番である小豆餡の人気が、欧米で広がっている。
生クリームなど洋菓子の素材に比べ、小豆は低脂肪で、健康志向の消費者から注目されているのだ。
日本のメーカーはこれを消費拡大のチャンスととらえ、日本で好評のアイスバーなどで攻勢をかけている。
米国では井村屋の主力商品である「あずきバー」の販売が好調で、米国への輸出は2020年から「毎年2ケタ増」(同社担当者)が見込まれている。
海外売上高比率は、2008年度の4.5%から2011年度には10%になる見込みだ。井村屋グループの中島信子社長は「無添加、無着色、無香料が評価されている」と説明する。
さいたま市の老舗あんこメーカーである木下製餡は、羊羹などをヨーロッパに輸出しており、2010年には日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援を受けて、パティシエ(菓子職人)向けの材料としてフランスに進出し、販路を拡大した。
今後は、甘さなど現地の消費者の嗜好に合わせた商品開発を行い、拡販を目指す。
虎屋(東京)も、海外での小豆餡の普及に対応している。
パリに1号店を出して以来40年以上、カシスなどの果汁を使った羊羹など、現地の消費者に好まれる商品を試行錯誤してきた。
最近は「本格的な和菓子を求めるお客様が多い」(担当者)という。どら焼きや生菓子も人気で、新たなファン獲得に力を入れている。
小豆餡は砂糖が多く含まれていますが、実際に作ってみると思った以上に入れることができます。
実際に作ってみると、「砂糖はどれくらい入れられるの?」
と言われますが、他のお菓子と比べると、やはりヘルシーな部類に入ります。
実は井村屋のあずきバーは、本当にあずきを冷凍したものなので、解凍しても味が変わらないので、そのままおしるこに使うことができるんです。
あずきの缶詰は、向こうではあまり馴染みがないのでしょうか?
海外でうまくいっているのなら、それはとてもいいことで、職人も育つでしょう。
そういえば、日本にはあんこ+洋菓子が多いので、それを持ち込んでもいいのでは?
今日は以上です。